食安委:豚の肉骨粉審議経過リンク集

現時点で、EU加盟国+スイスで、豚由来肉骨粉を豚及び家禽の飼料に利用している国はないとのことです。(米国・カナダは解禁)

なぜ、日本の豚肉骨粉飼料が解禁になったのか?審議会議事録を時系列に並べてみました。

農水省→食安委へ依頼
「豚由来たん白質等の飼料利用に係る食品健康影響評価」(平成15年11月11日)
おまけリスク評価一覧表

◆【プリオン専門調査会審議にかけることを決定】
第20回食品安全委員会(親委員会) 平成15年11月20日(木)
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai20/index.html

◆【審議その1】
第3回プリオン専門調査会 平成15年11月27日(木)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai3/index.html

◆【審議その2】
第7回プリオン専門調査会  平成16年3月26日(金)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai7/index.html

★★★第8回同会合(4月22日)において審議結果(案)がとりまとめられる。★★★

◆【審議その3】 <審議結果(案)とりまとめ>
第8回プリオン専門調査会  平成16年4月22日(木)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai8/index.html

◆【親委員会で「これでOKね?」じゃ、パブコメでも。】
第43回食品安全委員会(親委員会) 平成16年5月6日(木)
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai43/index.html

★★★国民へのパブリックコメント(意見・情報)募集決定。★★★

パブコメ実施・意見(平成16年6月2日締切)と【専門調査会】の回答(調査会での審議記録なし)
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/iken-kekka/kekka-prions160506.pdf
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_prions160506-betten.pdf

 
★★★ところがその後、「豚の不顕性感染」にかかわる重大な新論文が発表されました。★★★

 
◆【審議その4】 <新論文について再討論>
第11回プリオン専門調査会 平成16年6月18日(金)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai11/index.html

★★★↑この日に「解禁OK、ということになったのですが、★★★★
★★★↑委員の意向は反映されているのでしょうか?★★★★★★

◆【親委員会での承認】
第50回食品安全委員会 平成16年6月24日(木)
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai50/index.html

◆【通知文書発行】
豚由来たん白質等の飼料への利用について 平成16年6月24日

◆【調査会へリスク管理部門から「決定しましたよ」報告】
第19回プリオン専門調査会 平成17年1月21日(金)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai19/index.html

ともぐい再開決定です。

★★★しかしその後★★★
米国産黒豚を国産に偽装販売、というニュースがありました。
米国&カナダの豚は牛の肉骨粉を公然と与えられています。
FDA(米国食品安全局)は、BSE疑いの牛の肉骨粉飼料も豚には許可しました。

偽装せずとも、生体豚を輸入し、日本で2ヶ月育てれば、その豚は「国産豚」
となってスーパーで販売されています。

平成16年6月18日のプリオン専門調査会議事録を読むに、牛肉骨粉で育ったりなど、飼料不明の輸入豚のリスクについての討論はないようですし、本当に大丈夫なんでしょうか?

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