2005年1月21日プリオン専門調査会 傍聴記 その2 ”A4用紙1枚”

山内一也委員から、リスクコミュニケーションで出た意見や質問を取り上げるべきだ、という意見が出されました。しかし、小野寺委員から、「私が出席したリスコミ(50回の間の1回?)では、8割がリスク管理部門への意見であったので、そのまま受け止めるのはどうかと思う」とかなんとかの意見が出されました。

結局、「こういった意見が出た、それに対するプリオン専門調査会の回答はどうだ」といった例を載せるべきだ、という話になったと思うんですが、しかし、その「リスコミで出た意見のまとめ」がこれに毛が生えたようなものなのです。(12月22日時点!の資料)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai18/prion18-sankousiryou5.pdf

↓昨日配られた資料はいずれここにUP

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


事務局の西郷さまが、「つい最近リスコミが終わったばかりなのでまだ追加点はある」といわれておりましたが、このまとめが、「消費者の意見」とされたら、たまったものではないと思いますし、中間とりまとめ案の科学的でない部分や数値のおかしさについても、下記意見交換会の発言者提出資料や議事録、アンケート結果などで十分、指摘されています。
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html
小野寺先生曰く、「8割方がリスク管理部門に関する意見」というならば、残り2割の、評価部門に対する意見を事務局は拾い上げてプリオン専門調査会にあげるべきではないでしょうか?この部分は聞き捨てならないと思いました。食安委にも申し出ようと思っています。

しかも、例の、笹山さんが、【中間とりまとめ案の不可思議な文言作成経緯】について指摘された、9月16日のリスコミの時点で、アンケートや議事録の更新はストップしたままなのです。その次の2つの議事録は先にUPされてるようですが。(^^; なんかへんに見えちゃいますよね〜。

議事録が50ヶ所全国行脚されている事務局スタッフの皆様の机の上に溜まっており、対応が遅れている、というのはご尤もで、お疲れ様です、とも思うのですが、これら議事録やアンケート結果が揃う前に、あのような、(ちと恣意的にも見える)「意見まとめ」をされ、それをもってプリオン専門調査会で「リスコミでの意見」とされるのはいかがなものかと思う私でございました。