■危険部位除去、まだまだ駄目ではないですか。

ほんの3ヶ月半前、昨年11月29日、和歌山県で開催されたBSEリスクコミュニケーションの議事録から。これらは改善されたんでしょうか。
http://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku/wakayama/161129_wakayama_gijiroku.pdf

>○斉藤 SRMを除去するというのが大事だとは思いますけれども、厚生労働省が全国で7カ所の食肉衛生研究所において、背割り前のを調べた結果によると、100%除去されているというのは1件しかないんですよね。ひどいところ52.5%しか除去されていないということも報告されているようなので、あるいは72.0%とか。このプリオンというのは非常に少量で発症するし、発病すると100%死ぬし、治療方法もなければ治療薬もないというので、「SRMを除去すると安全だ、安全だ」という話が先に出ると、本当は安全なのかなということをかえって不安に思いました。以上です。

○広瀬課長補佐 今のお話がまさに物語っているように、本当にSRMが100%全部取れれば、実際検査なんかしなくても全部出荷できるんですけれども、SRM除去も完璧ではないということがありますので、現在は検査ということがあるわけです。それについては、先ほど申しましたけれども、背割り前の脊髄除去は確かに率の低いところもあるかもしれませんが、頭数としては余り多くなくて、と畜している牛の数で見ると9割は脊髄除去がされているという状況で、これをさらに進めるということで指導をしていくことにしております。

>○斉藤 済みません。9割とおっしゃったけども、報告によると平均が75%とか、80.6%とかで、90%とは書いていないですよ。それから、もう1つは、水とかとおっしゃったけれども、水は地下とか、流れて行ったところで汚染されていくのではないかという不安があります。この汚染したものは800℃の熱では確かに死滅するけれども、あとは死滅する方法というのはないんですから、水、水とおっしゃると、今度は水の汚染の方が心配になります。

(数字のソース:中間とりまとめ案)
http://www.fsc.go.jp/sonota/chukan_torimatome_bse160913.pdf