【米国】牧場の「補助飼料」の中身は?&SRM検出キット

■【米国】牧場に点在させる「補助飼料」の中身は?

米国と日本では肉牛の育て方が違い、米国の場合、代用乳を使わないことが多いとの話ですが、牧場に「補助飼料」を点在させるスタイルがあるようです。その補助飼料の中身は何が入っているのでしょうか?ぜひ食品安全委員会で確認いただきたいと思います。

いつも掲示板上で沢山の情報を提供下さる虹屋さんの疑問。。

かれこれ、10日余りたつが擬似患畜の検査結果が出てこない。
それはさておき、肉牛飼育での補助飼料は成牛・母牛用と子牛用で区別なく、放牧地の点在する形で置いておいて自由に食べさせるようである。
(略)
→米国バージニア州の肉用牛繁殖経営
http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2000/oct/gravure.htm

発言[2578]より
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

そこでですが、「補助飼料」の中身は、何が入っているのでしょうか? だいたい、米国では、肉骨粉などの交差汚染問題以前に、

真名さんがUPしてくれた、
■「米国における飼料規制除外品目」
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/26071694.html
血液・牛脂は牛の飼料として使用OK(加熱などの規制なし)
※食安委では、検討資料の中に、チキンリッター(chiken litter)〜養鶏場の餌の食べこぼしや糞などのごみについての詳細が入っていない、という指摘も。(・豚の飼料には牛の肉骨粉は使用OKなのです。)

※米国人の主食ともいわれる牛も入っているであろう、レストラン残渣の牛への飼料リサイクル規制もありません。Tボーンステーキの残渣とか、どうなっているのでしょう。


日本では代用乳に入っていた油脂が感染源として再浮上し、問題提起されておりますが、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/23ab0dde4b4a2cdbbb3ec688de8e9bb8
米国では1993年からBSEが存在すると、国際調査団に指摘されている中で
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/75a1947dbfa842f53eaa2d03873403c4
ずっと規制されてこなかった牛脂など、肉骨粉以外の問題点を、食安委でも徹底的に確認いただきたいと思います。

参考:「BSEと代用乳に関するリンク集」畜産システム研究会 
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/milk-tallow.html


■米国の「背割り後に脊髄吸引、洗浄」問題

再掲の情報ですが、
2005年5月20日意見交換会で、食肉加工の検査に携わる現場の方からのご意見
背割り後に脊髄を吸引し、その後高圧洗浄をするとあるが、それだと汚染が広がるのでは?

たとえば、こういうことでしょうか? 参考までに以下の写真を。
内視鏡洗浄に関する「目に見える汚れ」「目に見えない汚れ」について
http://www.d1.dion.ne.jp/~jamec/photo1.html
http://www.d1.dion.ne.jp/~jamec/
日本も背割り後に脊髄を処理している加工場?は改善されたんでしょうか?それでも消費者が食べているのは、3年半にも及ぶ「飼料管理徹底」と「スクリーニング検査(結果)」というさらに2重の防護壁があるから、と理解していますが。検査もはやく高感度で安価なものに切り替えていただきたいですね。
そこでコレです。
■中枢神経組織検出キット

米国がBSE検査をしない、という方針でも、たとえ食安委の一部の委員が「米国BSE対策のコンプライアンス法令遵守)は食安委で評価する問題ではない、そんなのはリスク部門の農水と厚労省の問題」といわれて、それが通ってしまったとしても、SRM除去がなされているか否かは、消費者や流通レベルでも中枢神経検出キットで確認できるようです。科学の進歩はありがたいことです。 ただ、まとめ売りなので、消費者団体さんなどで、例えば1回分検査募金?(1検査1000円弱)を募集して、検査の取りまとめをしてくれたらありがたいなぁ。。よろしくお願いいたします。。

肉類の脳神経組織の混入・汚染チェック簡易キット
アヅマックス 96セット(90頭分)8万円位
これはその場でチェックできて、2時間後に判定ができ、やり方さえちゃんと確認すれば普通の消費者でもその場でできるとのこと。
http://www.azmax.co.jp/idx02_product/kensa/index_01.htm
http://www.azmax.co.jp/idx02_product/kensa/field_04_index.htm
他のメーカーさんのもあるのかな?

危険部位除去もとても大事。食安委は「国民の安全を守るために、現実に活かせるリスク評価をするつもりならば」、米国牛のSRMの除去率も当然「科学的に」確認すべきでしょう。上記検査キットがあるので、輸入再開されたら日本でも「科学的な」検査が出来ますが、再開される前に確認すべきでしょう。