2005-01-01から1年間の記事一覧

【米国】牧場の「補助飼料」の中身は?&SRM検出キット

■【米国】牧場に点在させる「補助飼料」の中身は?米国と日本では肉牛の育て方が違い、米国の場合、代用乳を使わないことが多いとの話ですが、牧場に「補助飼料」を点在させるスタイルがあるようです。その補助飼料の中身は何が入っているのでしょうか?ぜひ…

OIEは信用できるか?【蔓延】米国とカナダで狂鹿病発生

■OIEは信用できるか?我々の安全を守ってくれるのか?山内一也先生の最近の講義がUPされました。 人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第165回) 2005.6.24 BSEのリスクとわが国における安全対策 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf165.html …

米国の高リスク牛の隠蔽状況と、輸入停止国&中国は?

これはいったい何なんでしょう?こんなもの輸入検討とまだ言うんでしょうか(^^; 食安委はどう「リスク計算」するんでしょう?■怪しい牛はますます牧場や農場で埋め立て?! 米国のズサンなBSE検査サンプリング計画 怪しい牛はますます牧場や農場で埋め立…

英国:被害者は150人だけ?盲腸推計3800人と二次感染

BSEによる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)について、一部の学者の方々によって喧伝されるのは、「リスクは僅少」という形容をつけた、発病した「死者」の数だけだったりします。しかし私達が注意しなければならないのは、彼らが公衆衛生や院内感染…

米国食肉輸出連合向けに販促費供出を決定とか。&毎日新聞社説

■■米国の対策は「祈り」と消費者団体がUSDAを批判米で2頭目のBSE感染牛、出生証明の実施を要請=CSPI「USDAの対策は祈り」と批判 http://www.jc-press.com/kaigai/200506/062702.htm CSPI Reaction to New Mad Cow Confirmation and Administration's "Faith…

米国の2頭目に関する疑問&、BSEと労働安全について

米国で2頭目のBSEが確定しました。■アメリカのBSE確認検査結果は、陽性。 詳細は笹山さんのブログを http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=299 最新ニュースは掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgiここで、二つの大きな疑問が…

米消費者団体CUが20ヶ月以上全頭検査をUSDAに要求・傍聴

■米消費者団体:コンシューマーズユニオンが20ヶ月以上の牛について全頭検査を要求20カ月以上の牛、BSEの全頭検査を・米有力消費者団体(確定にはWB法も) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050622AT2M2200V22062005.html 全頭検査を要請=BSE対策…

世界初 生体牛テスト開発 & 感度10倍、費用10分の1テストも

■「世界初の生体のままでのBSE検査法開発」ニュース 笹山登生さんの掲示板より、笹山さんからのご紹介です。 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi サイト http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html によると、この画期…

食品安全委員会委員 唐木英明東大名誉教授のご活動

物事は両極から公平に見て、判断しなければなりません。検査廃止反対派の一方ばかりを紹介して、一方を紹介しないというのは、読者をミスリードする可能性があります。ということで、今回は、全頭検査廃止・米国牛輸入再開を推進されている、全頭検査廃止推…

BSE感染源は肉骨粉ではなく「代用乳」説 &米国2頭目

◆BSEの感染源としての代用乳6月11日、日本獣医畜産大学で「BSEと飼料問題」についてのシンポジウムが行われました。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/ http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/19APS.pdf トピックは、日本で今まで「不明」とされていたBSE感…

米牛に関する調査会傍聴と歯科・内視鏡の感染対策

遅くなりましたが、5月31日、米国牛の審議がいよいよはじまりました、その傍聴感想をUPします。 たいがいこのブログを更新するより先に笹山さんの掲示板に書き込んでおりますので、笹山さんの掲示板をご覧になっていただければ幸いです。 http://www.sasayam…

【鳥フル】北京大使館が「注意事項」掲載 【121人死亡説?】

ニッポンの「危機管理」をぼんやりと考えながら鳥インフルエンザの情報を。。。北京大使館が在留邦人に対して「注意事項」を掲載しました。 その後の情報にご注意ください。青海省における高病原性鳥インフルエンザの発生について(北京大使館) (05.05.26…

米牛肉「輸入再開の条件は整っている」by読売新聞社説

ここはありがたいことに新聞記者さんも読んでくださっているのですが、社説って、新聞の顔ですよね?社説を読めばその新聞のレベルがわかる、と申しますよね?読売新聞を読んでいたら、唸らせる社説がございましたので、その検証とともに米国牛の問題点の総…

中国で鳥インフルエンザ死者121名?台湾SARS騒動

日本では報道されていないけど、今、世界中の関係者が注目しているであろうニュースがあります。中国の鳥インフルエンザで既に121名が死亡、1300人が隔離されている、というWebニュースです。しかし真偽のほどはわかりません。非公式情報、情報求む、として…

もう絶句:米国牛輸入に関する科学捻じ曲げ意見交換会

「食品に関するリスクコミュニケーション(米国産牛肉等のリスク管理措置に関する意見交換会)」の開催(5月20日) http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050427press_6.html 参加してきました。急ぎにつき雑文で申し訳ありませんが、いくつかトピックを…

BSE審議の座長代理が辞意表明 食安委に疑問

食安委は、税金の無駄遣いどころか国民の食の安全の害悪とならないように、「今後は、」ちゃんとやってほしいですね。というか、もうすでに、食安委が全然信用ならないのに、食の「安全・安心」などできるわけがない。良心を持った科学者として、あの場にい…

BSEに感染した牛は、骨除いても食肉処理過程で肉汚染

結局、「危険部位除去」だけでは、BSE対策の要にはなり得ないことがよくわかる記事をUPします。飼料管理がなっていない牛など食べられませんね。20ヶ月以下なら輸入OK、などと適当な回答を作成した「日米実務者会合?」のメンバー個人個人が責任を持って尻拭…

OIEコード改正会議に日本が意見を提出したものの。なんかおかしい

4月8日:OIEのコード改正に関する会議・委員の意見をPick UP http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/908c7deb10e4ca1f6f086f7208273d2f その後、消費者や業界との意見交換会を経て、 http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050330press_11.htm 農水省がO…

昨年2月の食安委議事録「1993年から米国はBSEに汚染」報告

月刊現代、という雑誌を立ち読みしていたら、 http://moura.jp/scoop-e/mgendai/mokuji/200506/index.html 食安委の中村雅彦委員と、勝谷誠彦さんという方との、”米国産「汚れた牛肉」輸入再開を阻止せよ”というBSE問題の対談があったのですが、その中に、「…

ヤギ&羊は肉や乳にも感染物質?・オランダで26歳vCJD・ピッシング

■感染ヤギと羊の場合、肉や乳を通して感染物質が人間の体内に入る可能性、という報道 仏、ヤギやヒツジのBSE検査を強化 (4/19)仏、ヤギやヒツジのBSE検査を強化 (4/19) http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=4&i=2005042008912p2 >「ヤギや羊では牛に…

島村農相「飼料問題は食安委に諮問せず」&業界献金News

飼料管理は、BSE拡散を防ぐために一番重要な問題なのですが。。。 ■島村農相「飼料問題は食安委に諮問せず」『島村宜伸農相が米国産牛肉の安全性を食品安全委員会に諮問する際に米国の飼料規制の有効性を「諮問事項としない」と発言している』「民主が農相を…

4月8日:OIEコード改正の会議・委員の意見をPick UP

4月8日に行われたOIEのコード改正に関する専門家会議にて、 先日お知らせした、生きた牛の末梢神経からもプリオンの情報のほか、もう一点重要な点がありましたので、報告を。。(農水省のHPには、まだ資料UPされませんね) http://www.maff.go.jp/soshiki/se…

アメリカの食肉処理の現場で内部告発が続いている

昨年の、米国最大食肉加工企業のタイソン社労組の内部告発や農水省への陳情書提出、米国食肉検査官組合の告発などに引き続き、米国は内部告発が続いているようです。 ■(4/9)「米農務省はBSE秘匿の疑い」元食肉検査官が告発 http://health.nikkei.co.jp/bs…

複数の生体牛の末梢神経からもプリオン検出されていた

■「OIE/BSEコード改正に関する専門家会合」を傍聴しての情報4月8日、金曜日に傍聴してきました。まとめる時間がなく、一つだけトピックを。。(私は聞いて仰天しましたが) http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/03/h0330-3.html向かって、横山先生の左隣に…

28日プリオン調査会感想と、「アメリカの検査方法に不備」の件

■昨日28日の、注目のプリオン専門調査会の感想 傍聴感想は、笹山登生さんの掲示板の発言[884] 以降にご報告をさせていただきましたのでそちらをご覧ください。(本日以降にこのページにも抜粋UPいたします) http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi …

NYタイムズ「飼料、改善すべき・必要なら全頭検査」主張

ライス長官が来日、日本には牛の輸入再開を強く迫っているようですが、足元の本国では、米国牛の安全性に対する疑問が噴出しているようです。3月15日のニューヨークタイムズの社説が紹介されてました。■NYタイムズ紙が社説で「飼料管理、きっぱり改善す…

若年ヤコブ病7人、病理解剖なしで診断&食安委:米国牛の何を評価?

■国内のヤコブ病30〜40代の患者は20人、11人が死亡、7人が解剖されていない。 ■変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は、現時点では、解剖をしないと確定診断がつきません。 日本でも、解剖をしないで、弧発性のヤコブ病として診断されていることもある…

アメリカ牛は本当に安全か? その2 鶏糞に糖蜜をかけた飼料とは?

早期再開の期限を区切れなどと、ますます政治的圧力が高まってきているようですが、本日の毎日新聞に重要な情報がありました。■BSE:「飼料検査は不十分」米会計検査院が指摘 http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050315k0000e010088000c…

検証:普通の生活で、vCJDが感染しないとは本当か?歯科編

先日、OIEという、世界の動物感染症対策を推進する機関の先生がフランスから来日、食安委主催でリスクコミュニケーションが開かれましたので、行ってみました。そこで驚いたのは、OIEの「BSE問題は公衆衛生的にリスクが低いと思われる」という見解と、世論を…

■ニクコップン飼料からの土壌汚染、どうなってる?

昨年11月30日の奈良のリスコミから。土壌汚染問題についての疑問。 http://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku/nara/161130_nara_gijiroku.pdf○寺田委員長 (略)ただ、農林水産省からもいわれまして、これは単なる言いわけというわけではなく、イギリスでも…